U-style LINUX運用日記  Since2001 メニューに戻る LINUX Menuに戻る
タイトルWebサーバーを作る1
文書管理番号 作成日 分類1 分類2 キーワード
LIN0001 2002-07-30 環境 インストール webサーバー、apache

 今日はLINUX7.3を利用したWebサーバーの構築にチャレンジしてみました。初めて(ほぼ初めてに近い)の試みだったので苦労しました。それでも今まで培ったLINUXの知識(少々ですが)があったのですんなり進むことができました。今回行った作業を日記にすると本1冊が出来上がってしまうのと、とても疲れたので割愛させて頂きます。本日は記録というのみで・・・

  1. LINUX7.3をインストールする。
    LINUXもここまでくると本当にインストールがしやすくなりました。ほとんどデフォルトの設定で動かすことができます。ただ一回目にインストールしたときになぜかネットワークカードの設定が表示されませんでした。おそらくはネットワークカードが認識されていないのだろうとおもって、ネットワークカードのPCIソケットの場所を変えてみました。今度はきちんと認識されました。以前もこのようなことがあり、ネットワークカードの認識を手動でおこなったのですが、とても面倒だったので、今回は「お願い動いて!」と祈りながらカードを変更しました。
     その他、注意点としてはサーバーで動かすために静的アドレスにするということです。ですからいつもならばインストールの種類のところでカスタムをえらびますが、今回は参考本とおなじくサーバーを選びました。最後にパッケージグループですが、ここで参考本はGUIのインストールをしない設定になっていてちょっと躊躇しましたが、ええいままよとGUI関連のパッケージはチェックしませんでした。Webサーバーなのでいろいろなサービスが動くとハッカーの的になるということも考えられたのでいれませんでした。もちろん結果は入れなくて正解でした。

  2. webminというもの・・・
    さらに参考本を読んでいくとサーバーの設定にwebminという代物を使うと出てきました。これは今回が初めての利用となります。7.3のパッケージに入っておらず、ダウンロードしてインストールしました。win環境からLINUXを設定するというものでさまざまな設定がGUI環境で行えるので便利でした。おそらく7.2でも利用できると思います。しかしLINUXにGUI環境がなくどうやってダウンロードするのだろう。と思っていたらWIN環境でダウンロードしてFTPでLINUXに送るという手法をとっていたのにはびっくりしました。なるほどそういう手もあるのか。

  3. apacheの設定
    さあいよいよアパッチの設定です。これは7.3をインストールしたときに入っておりデフォルトの設定である程度動きました。それでもいくつかの部分を先ほど出てきたwebminで設定しました。さほど設定することも多くなく簡単に設定できました。ためしにWinからアクセスしてみるとちゃんとできていました。ただユーザーディレクトリの作成には失敗しました。どうもパーミッションの設定がおかしいようです。これは後日の課題とします。

  4. 外からのアクセス
    さていよいよ外からのアクセスです。ここはルータの設定がやっかいでした。というのも参考本と違うルータを使っていたためです。しかも用語があっていない。概要をつかんで、自分の利用しているルーターの設定を何度か実験してようやく成功しました。概要は以下の通りです
    静的IPマスカレードの設定で外からくる80ポートあてのTCPを指定した(今回作成した)サーバーへ同じく80ポート目指しておくる。
    というものです 。参考本ではこの静的IPマスカレードをNATアドレス変換といっていました。いずれにせよ実験が成功してばんばんざいです。いつもなら失敗しています。

  5. 外からのアクセスを確認する
    さて自分のページがインターネットに接続できているか、とっても不安です。しかし自分のIPアドレスでは自分を見れないとのことで、ここでプロキシサーバーが登場します。ブラウザ上でプロキシサーバーを設定していざ自分のアドレスにアクセスすると・・・やったー見れました。とりあえずは自宅サーバーの稼動に成功することができました。

感想
いやー大変でした。午前9時ごろから作業をスタートして今午前2時です。途中3時間仮眠をとりましたが。
それにしてもここまでできるなんて。いつもなら失敗の連続であきらめていましたが、今回は参考本のおかげでなんとか立ち上げまで成功しました。次はダイナミックDNSに挑戦です。というのもADSL環境ではIPアドレスが接続毎に変わってしまうからです。世の中には頭のいい人がいるもので、これに対する手段があります。まず立ち上がった自分のサーバーでIPアドレスの変化を確認し、変更があったらそれをDNSに登録するものです。これができれば、固定IPなんてめじゃないです。あれは高いですから。はやくIPV6が本格稼動して、固定IPが安くなってもらいたいものです。そうすればこんな苦労はないはずなのに・・・ふぅ疲れた。
 
 

今回のページ作成で参考になった本

  1. RedHatLinux7.3ではじめるWebサーバー入門 秀和システム出版